東アジア居住者に対する訪日旅行の現状と展望に関する意識調査結果(速報)
財団法人静岡総合研究機構では、訪日経験を有する東アジア居住者(上海・杭州、ソウル、台北)に対して、訪日旅行に関するアンケート調査を実施しました。
| ※静岡総研では、本年度の自主研究として観光を調査しており、本意識調査はその一部として実施しました。今後、より詳細な分析を行い、年度末に公表予定の調査報告書に反映させます。 |
東アジア居住者に対する訪日旅行の現状と展望に関する意識調査報告書(速報版)(PDF:159KB)
結果概要
1 震災後も高い訪日旅行の意向 (10ページ)
- 3地域とも今後の訪日意向は極めて高くなっている。特に台北では、回答者全員が訪日の意向を持っている。
- 訪日する場合の希望時期について、上海では「半年以内」「半年~1年」の希望が64.2%と他地域より高くなっている。一方、台北では「1~3年」が47.2%と最も多く、希望時期がやや遅くなっている。
- 訪日旅行に行きたくない理由は、上海、ソウルとも「放射線が怖い」「地震が怖い」という地震関連の項目が高い。
2 北海道の訪問希望が多い。県内では、やはり富士山(7ページ)
- 次回の訪日旅行で訪れたい地域は、「北海道」が第1位となっている。
- 「東京」「大阪」「京都」「TDL/TDS」という従来からある観光地(ゴールデンルート)だけでなく、上海、ソウルは「沖縄」、台北は「黒部/立山」の割合が高くなっており、地方への分散が見られる。
- 県内各地の状況では、「富士山」の順位が比較的高く、次いで「伊豆」となっている。ただし、「伊豆」はソウルの順位がかなり低くなっている。
3 静岡に関する状況(11,9ページ)
(1)上海とソウルで低い静岡の認知度
- 静岡の認知度は、台北では「よく知っている」が22.4%となっているが、上海、ソウルでは1割程度にすぎない。
- ソウルでは、「聞いたことがない」が24.2%と他地域よりも高くなっている。
(2)今までに静岡で行ったこと(静岡に訪問経験のある者のみ)
- 3地域とも、「富士山」「温泉への入浴」「旅館への宿泊」という伝統的な観光資源が上位に入っている。
- 上海、台北では「桜の見物」という比較的新しい観光資源にも人気がある。
(3)静岡で興味のある観光資源は、温泉・富士山・徳川家康
- 静岡で興味のある観光資源について、3地域とも「富士山」「温泉による健康増進」が上位になっている。
- 台北では「徳川家康」が第3位となっており、上海、ソウルでも上位に入っている。
- ジオパークへの興味も高くなっており、今後の有望な観光資源と考えられる。
調査概要
- 調査対象:中国(上海500人、杭州300人)、韓国(ソウル500人)、台湾(台北500人)
- 抽出条件
・ 上海及びソウル、台北は訪日旅行経験を有する者
・ 杭州は訪日旅行又は海外旅行経験を有する者
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:平成23年7月29日から8月9日まで